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教場Ⅱを観たの巻

2020年の年始に観た「教場」という特別番組的なドラマ。
2020年の1話と2話が好評だったこともあり、今年2021年の年始にも前編と後編が放送されました。長岡 弘樹さん原作で、小説としても人気が高くドラマ化されたようです。
原作は読んでいないためシンプルにドラマの感想を語っていくよ!

 

 

原作について

原作者は長岡 弘樹さんで、小説「教場」は以下のように人気のようです。

  • 週刊文春「2013年ミステリーベスト10」国内部門第1位
  • 宝島社「このミステリーがすごい! 2014年版」国内編第2位
  • 2014年本屋大賞第6位

 ドラマの筋

警察官になるために試験に合格後、警察学校で訓練を半年間程訓練を受けるそうですが、そこにいるのが鬼教官の木村拓哉演じる風間公親。
誰でも見落としたり、やり過ごしたりするような生徒の機微を心眼で見極めて、生徒を丸裸にして警察官として世の中に送り出すのに相応しいかふるいにかけ、あるいは正しく導いていく、ストーリーです。
風間公親教官は極めて厳しく、警察官として相応しいかを誰よりも真剣に考えていることが伺い知れます。その背景には、風間公親が現場にいた時の起きたある事件が影響しているようです。

 

 そもそも風間公親に厳しく指導されて、それでも耐えるほど本気で警察官になりたい人なんて世の中にどれほどいるのか疑わしいと思わないでもない。断っておくと、実際に本気で警察官を志す人がいるだろうと思うが、それはほんの一握りで、実際は他にやりたい仕事もないし、公務員だしとりあえず試験受けとくかー。で、合格したから警察学校入るか―ってノリの人が大半なんじゃないかと思う。実際友人もそうだった(笑)

そこへ来て、あの鬼教官が登場したら警察学校をやめる人が続出してもおかしくないと思う。ところがこのドラマは生徒の本気度が凄い。そんなに警察官になりたいのかと、嘘つけ―と突っ込みたくもなる。だけど、濱田岳演じる生徒は実際本気で警察官になりたいわけではなかったと心の内を吐露していたところは納得感があった。

 

警察24時

民放各社がおよそ四半期毎に2時間ほどの特別番組を定期的に放送している警察24時系の番組があるが、あれが好きでほぼ全視聴している。理由は犯罪を犯さないようにという自分への戒めだ。だけど内容は誉れ高き日本警察官の犯罪を見破る目は凄いだろーっていう非常に寒い内容がとても多い。
それに下品な警察官とか、いきなりタメ口きいてくるような小物警察官を登場させるあたり、テレビ局と警察へのレベルの低さもうかがえる。とはいえ、頼りになる警察官が多く登場していることもあり、見応え自体はそれなりにあるし、警察官になりたいという職業のイメージアップにつながっていることは間違いないと思う。

 

 警察の不祥事

警察の不祥事を調べてみたら、それこそ枚挙にいとまがないほど存在しているようだ。わいせつ・窃盗・ストーカー・飲酒運転・違法薬物使用・盗撮・わいせつ・わいせつ・わいせつ・わいせつと延々と続く。

2018年の警察不祥事で懲戒処分になった警察官はは257人で、全国警察約26万人いるなかで0.1%となっている。これが多いのか少ないのか、警察というストレスが多いと思われる職業の中で、これが妥当な数値なのかは不明だ。でも取り締まる側の警察官が年間257人も処分の対象になるという事実は一般的には由々しきことだと思われる。

 

警察学校

風間公親の教えを受けた生徒は少なからず、大きなカルチャーショックと教官から受けた教えを矜持として持っていると思われる。だからなんとなく警察になろっかなー的な人物は風間教官によって退学させられるし、不祥事を起こすような警察官も減っていくように思われる。

 

今から「教場」や「教場Ⅱ」を観るなら

実は教場Ⅱの全編はビデオ録画できていたが、後編は不具合で録画できていなかったのである!ブログに書こうと思っていたのに残念!と思ったが、実はFOD(フジテレビオンデマンド)で視聴できるのである。しかも2週間無料で!!

教場Ⅱでは、2020年の前作で登場したキャストも出演しているので、前作を観ていない方はこの際、FODで「教場」から観た方が楽しめると思います。
 

 

ドラマを観て、Blue-rayや原作本が欲しい方

ドラマを観て原作は是非読みたいと思いました。ネット上では、原作と違いすぎるなど、ドラマの評価は厳しい意見もあるようですが、そもそもドラマと原作は異なる作品としてフラットにみるのが私の流儀なんでね。