【カンブリア宮殿】佐藤可士和氏
今回のカンブリア宮殿はクリエイティブディレクターの佐藤可士和氏の特集でした。その内容をまとめていきます!
絶対見たことある!佐藤可士和のロゴデザイン
ユニクロ、セブンイレブン、楽天など超有名となったロゴをデザインしているのが佐藤可士和氏だ。
ロゴデザインだけでなく、空間設計、コンセプトデザイン、ブランド戦略なども手掛ける。主だったもとしては以下のとおりで、いかに我々の生活に浸透しているかが分かると思う。
- ヤンマーのロゴ
- 三井物産のロゴ
- 本田技研工業の軽自動車「N」シリーズのブランディング
- 国立新美術館のシンボルマークデザイン
- 東京都交響楽団のシンボルマークデザイン
- 「カップヌードルミュージアム」(横浜・みなとみらい)
- 今治タオルのブランディング
くら寿司
今回番組で取り上げられたのが海外展開をする上で、ブランドのイメージ戦略を手掛けるという佐藤可士和氏への依頼だった。
まずはロゴ。江戸文字を使い、日本文化を海外の方に伝える工夫をこしらえた。「ジャパンカルチャーを発信する店舗として、2020年1月22日に「浅草ROX店(東京)」をオープンし話題を集めたが、そのテンポの空間デザインも佐藤可士和氏が手掛けたという。そのお店の様子は以下のURLからどうぞ。
このような大がかりのものから、社員が普段使いするクリアファイルや段ボール、レシートや制服にもロゴをあしらった。ブランドイメージというものはあくまでも社員が作るものという前提に立った考え方である。社員が企業を背負って、ブランドを作り上げていくために、社員が企業に対する愛着を持てるように工夫しているという。なるほどと思った。
釣り具のダイワ
2つ目に取り上げられたのが釣り具のダイワである。佐藤可士和氏がデザインした新しいロゴは右側のもの。これは"D"を表現しているのだというが、これが"D"!!かっこよすぎ。
こんなTシャツやキャップが売ってあるなら是非買いたいと思ったが、すでに販売しているようである(笑) 佐藤可士和氏の提案でアパレルブランドを展開することになったというから、流石と思った。
デザインの軸
三井物産の名刺をもらった時も確かに新しさを感じさせるものがあった。一般に知れ渡っている企業や商品はブランドイメージが固定化され、なんとなく社員も顧客もそのブランドの型をイメージしがちで、それが固定観念になるのだと思うけど、佐藤可士和氏のデザインは新しさを感じさせるものがある。それは時代に流されることのない軸がしっかりあるように感じる。
直線的で、原色を使うのが特徴的な佐藤可士和氏のデザインだが本人は耐久性を意識しているという。耐久性とは2つの意味があるという。
1つ目はいろいろなプロダクト・メディアに表現したときに、きちんと表現しきれる耐久性。大きな看板から数センチ単位の小さなプロダクトやレシートに至るまですべてにロゴなどのデザインが仕切れることを意識しているのだという。
2つ目の意味は時間。長い時間が経ってもブランドイメージが崩れないことや一瞬のすごく新しさを感じたけど、5年経過したときになんかもう古いよね、と言われるような流行りで終わらないようにする、廃らない耐久性。
個人的な好みは東京都交響楽団のロゴマーク。4本のラインが縦横に交わり、16の空間を作り出す。そもそも色がきれい。
佐藤可士和氏展
2021年2月3日から5月10日まで、3期に分けて佐藤可士和氏展が国立新美術館で催されている。行きたい方は予約制になっているので、早めにご予約してお出かけください。