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ビジネスの仕組みを読み解いて、無責任に提案していくブログです

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【カンブリア宮殿】モスバーガー中村栄輔社長

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テレビ東京 カンブリア宮殿

今日はテリヤキバーガー発祥のモスバーガーを扱ったカンブリア宮殿の内容をまとめていきます。

 

変貌を続けるモスバーガー

2016年社長に就任した中村氏が率いる最近のモスバーガーは攻めた商品を続々と展開し続けている。その一例が以下だ。

  • マルデピザ
  • 激辛テリヤキチキンバーガー
  • 海老天七味マヨ
  • マゼルシェイク獺祭、二十世紀梨
  • バターなんていらないかもと、思わず声に出したくなるほど濃厚な食パン(第2・第4金曜日発売)
  • UHA味覚糖のつむグミとコラボしたモスグミ
  • オイシックスと組んだパスタソース
  • ふとん西川と作ったマスク
新しい店舗形態にもチャレンジしている

横浜にあるモスプレミアム桜木町クロスゲートで、天井が高く豪奢な内装の大人が楽しめるハンバーガーレストランといった趣だ。ここでは以下の商品が紹介されていた。

クラフトビールまで提供していたのは新鮮な驚きだった。是非行きたい!

最近の売り出し中の商品はマッケンチーズ&コロッケ。「日本人の約88%がまだ知らないチーズ料理」というキャッチコピーも光る。

フードサービス事業は季節ごとに新商品や季節商品を展開するのは常識だが、異業種と組んだり、新形態の店舗を展開するなど今まで違った一面を見せている。なぜにモスは、消費者にオッと思わせる変化を見せられたのか。

できる!GO

創業者の言葉の中で最も大切にしているのが『できる!GO』という言葉。当時社長だった創業者に提出した企画書に、赤ペンで『できる!GO』と記載されていたのが印象的だった。

「失敗するかもしれないけど、挑戦する。やれることがあれば即実行」この精神で新商品をどんどん展開し続けている。これは定番が強いからこそできることでもあるが、定番が強いからこそやらなきゃいけないことでもあると思う。

消費者は飽き性だ。世の中はどんどん移り行くのに、モスバーガーだけ変わらないでいいわけがないのだ。

しかし、企画書に対する回答に「できる!GO」と書かれていたら、社員のやる気は最高に高まるに違いない。

書くことで責任が生まれる

今回の放送で最も印象的だった言葉は、「書くことで責任が生まれる」だ。

会社を見回しても「書くこと」をしない人がいかに多いことか。

議事録を書かない、企画書を書かない、提案書を書かない等、世の中には書かない人が意外に多い。仮に書いたとしても書いた本人の名前を書かない。お客様に出す提案書に事業責任者の名前を書かない。これは自分が所属している会社だけかもしれないが(笑)

入札の時に出す提案書には、社長の名前を書いた方が良いと思う。これは書くことで責任が生まれることと通じていると思う。お客様に出す提案書に、提案責任者の名前として社長の名前が書いてあれば、社長が責任をもって提案内容をコミットするのだと、提案された側は重く受け止める。そういう提案会社の姿勢が、「この会社に任せよう」という意思を働かせてくれるのだと思う。

モスバーガーの中村社長は、自分がやると決めたことは手帳に必ず手書きしているそうだ。それを社員にも発表しているのだという。そうすることで責任を持ってやらなければいけない状況を作ってしまうのだという。

ビジネスの場面では必ず、何かしらの成果物があって、それはだいたいのケースでドキュメントである。Googleドキュメントでもスプレッドシートでも、Microsoftパワーポイントでもまずは日付と名前を書こう。そうすることで、自分の仕事にも責任が生まれ、最高のパフォーマンスを出したくなるからだ。

それを証明してくれているのが、今のモスバーガーではないか。